7月sundayからの怒涛の現場続きが一段落しました。
すべての公演が幕を明け、無事に幕がおりました。ご来場くださった方、応援してくださった方々、ありがとうございました。
東京ではとても刺激的な毎日をおくっていました。
時系列でならべてみると。。
7月末からの冨士山アネット/Manos.『醜い男』では、
役者陣の意識の高さと 芯の強さと 真摯さと優しさとその魅力にやられました。
一緒にモノづくりをさせてもらっているという感覚が、僭越でありながらも、とても貴重な経験でした。
テクニカルスタッフさんもとても人間的なのにスーパーマン揃いでした。流石。
東京公演の幕が開くところを無事見届けて、一時離脱。
気になることもあってとても離れ難かったけれど、キャスト・スタッフの皆さんにあたたかく送り出して頂きました。
お餞別のプレゼントも頂いて、お気持ちが本っっ当に嬉しかったです。
京都での再会を誓って、抱擁してお別れしました。
それから多摩へ。
新しい戦場。東京での戦さ場 第二弾。
一時間を切るランタイムの作品とはいえ、初日から通し稽古を二回行うという度胆抜かれるペースで開始された稽古。
中屋敷さんの演出や人柄や役者への愛を感じる稽古は、ついていくのに一生懸命でしたがやり甲斐がありました。
中屋敷さんの見る風景を、玲央くんと演者全員で共有し、目指す。
オーディションで集まったとは思えないメンバーの、とてもモチベーションの高い二週間でした。
打ち上げで演出家・出演者のみなさんから寄書きサプライズを頂戴した事はうれしかったなぁ。
至らなくて自己反省もあった中、
お客様はもとより関係者のみなさんにも楽しんでもらえていたと感じて、ほっとしました。
多摩のフェス自体がとても好評だった事も、うれしかったな。
初年度から引き続き参加させてもらっている歓びを感じました。
やっている事に手応えを感じた。続けてお仕事を頂けるって本当に幸せな事です。
多摩の会議室で、飛び交う関西弁を聞いていると、何だか笑っちゃったなぁ。ここは何処なんだ、多摩でしょ、と思った。笑
クロージング ダンスパーティーの渦を大階段から見下ろしたあの感動。
フェスが無事終わった後、所用で急いで走ってコケてiPhoneの画面を割った最終日。
ホテルへ帰る前に上司や仲間とコンビニ前でコーヒーとアイスをつついたまったりした時間。忘れない。
そして、約二ヶ月ぶりに帰阪。
こんなに自宅を留守にしたのは初めて。
久しぶりにバイト先に顔を出し、
大人の新感線を観て古田新太さんの佇まいに感動した。
それから間もなく冨士山アネット/Manos.『醜い男』京都小屋入り。
久しぶりの美術。そして役者陣と約束の再会。
もう20ステージ近くこなしているにも関わらず、役者陣の向上心は相変わらずで感心。驚嘆。尊敬。
なんという事でしょう。一人一人が芝居や作品にこんな真摯な座組って、無い。本当に凄い。
そんな人たちを思うと、少しでも負担を軽減したかった。
そして今年の夏、私は人や地球だけでなく演劇を愛してるんだって事をはからずも再確認しました。愛だねぇ。
京都で、東京のスタッフと再会できたのも嬉しかったな。大千穐楽に向け人が少しずつ集ってくるのが、RPGのラスボス前のパーティー集結のソレみたいだった。
数年前は客席から観ていた方と、
いま現場を共にするという不思議。
いつもギリギリのとこで踏ん張って続けていれば繋がるものですね。
玲央くんとも六年ぶりの現場だったしね。
本当に、出会えてよかった。
お互い続けていれば、また出会えると信じて。
ありがとうございました!!
※「醜い男」キャスト写真は、出演者.福原 冠くんのブログより拝借。